人体の骨の数は成人では206個あり、これらの骨は形と大きさにより、大きく5つに分類されます。
今回は長骨(ちょうこつ)の解説です。
骨の5種類:
目次
長骨(ちょうこつ)/長管骨(ちょうかんこつ)
長骨は長管骨とも呼ばれます。
長骨は字の通り長い骨で、内部は管状の骨幹があり骨幹の中には骨髄が入っています。
もちろん他の骨の種類の中にも骨髄はありますが、長骨はその形状から骨髄に富んでいる骨とも言えます。
長骨に豊富な骨髄(こつずい)とは?
骨髄は骨の中心にある造血組織です。血液(白血球、赤血球、血小板)は骨髄で造られ、血管を通じ全身を巡ります。
酸素を運ぶ赤血球、免疫を司る白血球など、若いころは骨髄で盛んに作られますが、年齢とともにこれらを作る力が衰え老化していくんですね、私たち…。
野生動物がおいしそうに骨を食べているのも、骨自体ではなく骨を砕きこの骨髄を食べているんですね。
長骨の代表である大腿骨なんか漫画に出てくる肉付きの骨みたいで見た目が美味しそうですよね。
人体にある長骨
長い骨、棒状の骨は大体、長骨だと思って間違いはないハズ。
例として、身体にある長骨は指骨、中足骨、中手骨、脛骨、腓骨、大腿骨、上腕骨、橈骨、尺骨などで、太ももの骨である大腿骨は人体で一番長い骨です。
肋骨なども長い骨ですが、肋骨は扁平骨に分類されます。
人体の長骨
コメント