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筋肉・骨格ガイド

お尻の筋肉

骨盤と股関節の筋肉と骨格

大臀筋(だいでんきん)

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お尻の筋肉、3つある臀筋の一番上に位置するのが大臀筋です。

大臀筋は普通の歩行ではあまり使われない筋肉ですが、大臀筋は骨盤と大腿骨が近づき、股関節が15°以上伸展されたときに働きます。

大臀筋

大臀筋

大臀筋の走行と働き

大臀筋は腸骨から仙骨と尾骨に起始部を持ち、大腿骨に停止する単体では人体で一番大きな筋肉です。
(一番大きな筋肉と言われる大腿四頭筋は4つの筋肉の総称です)

お尻の筋肉、臀筋と名がつく筋肉は3つあり、深部に小臀筋、中間に中臀筋、そして表層に大臀筋が重なり合うように走行しています。

大臀筋は股関節の伸展と外旋に作用し、大臀筋の前部の筋繊維は股関節の内転の補助にも働きます。

大臀筋の起始部
腸骨稜の後方1/4、仙骨と尾骨の腸骨近くの後面、腰背筋膜

大臀筋の停止部
大転子外側面、大腿筋膜張筋の腸脛靭帯

大臀筋の働き

  • 股関節の伸展
  • 股関節の外旋
  • 下部の筋繊維:股関節の内転の補助


大臀筋の起始部

大臀筋の起始部

大臀筋の起始部

大臀筋の起始部は広範囲にわたり、腸骨と仙骨、尾骨に起始部を持ちます。


大臀筋の停止部

大臀筋の停止部

大臀筋の停止部

大臀筋の停止部は大腿骨の大転子と大腿筋膜張筋の腸脛靭帯です。

人体で一番長い骨である大腿骨は近位では骨盤と股関節を構成し、遠位では脛骨と膝関節を形成します。

大臀筋が収縮すると大腿骨が後方や外側に回り、股関節が伸展及び外旋の動きをします。

また、大臀筋の前部の筋繊維が収縮すると大腿骨が内側に動き、股関節の内転の補助をする働きも持ちます。

大臀筋の神経支配

下臀神経(L5、S1・2)

大臀筋の触診

大臀筋は骨盤後面の広範囲にて触診が可能です。

大臀筋の働き

大臀筋は股関節の伸展と外旋、股関節の内転の補助に働きます。

股関節の伸展

大臀筋の働き

大臀筋の股関節の伸展の働き

大臀筋の股関節の伸展とは、太ももがまっすぐに後方に骨盤から離れていく動きで、大臀筋のように主に身体の後方に位置する筋肉が股関節の伸展に関与します。

股関節の伸展の可動域は一般的に0~30°で、恥骨大腿靭帯は股関節の前方内側に位置して、股関節の過剰な伸展と外転を防いでいます。

股関節の外旋

大臀筋の股関節の外旋の動き

大臀筋の股関節の外旋の動き

大臀筋の股関節の外旋とは、大腿骨がその長軸を回転の軸として外側に向かう動きです。

大臀筋やお腹の中にある腸腰筋、お尻の奥にある梨状筋などの深層外旋六筋、太もも後面の筋肉であるハムストリングスを構成する大腿二頭筋などが股関節の外旋に関与し、股関節の外旋の可動域は一般的には0~50°です。

股関節の内転の補助

大臀筋の働き

大臀筋の股関節の内転の補助

大腿骨が外転位からその正中線に向かう動きが股関節の内転です。

主に身体の内側に位置する筋肉、内転筋群などが股関節の内転の主働筋で、大臀筋は股関節の内転の補助筋です。

大臀筋の機能強化

初めに書いた通り、大臀筋は通常の歩行ではあまり使われず、股関節が15°以上伸展されたときに働くので、大臀筋を使うためには股関節の外旋を伴った股関節の伸展運動をする必要があります。

筋力強化

前傾姿勢か伏臥位(うつぶせ)での股関節の伸展で大臀筋は鍛えることができ、スクワットやバーベルを担いでのスクワッドなども大臀筋を強化する効果的なエクササイズになります。

ストレッチング

大臀筋は仰臥位(おあむけ)で、ストレッチしたい方の足の膝を肩につける動きで伸ばすことができ、逆側の肩に近づけていくことで股関節が内旋され、より大臀筋のストレッチングが深まります。

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