骨の種類である不規則形骨(ふきそくけいこつ)ですが、不規則骨(ふきそくこつ)とも呼ばれます。
骨の5種類:
目次
不規則形骨(ふきそくけいこつ)
人体の骨の数は成人では206個あり、その中で不規則形骨に分類されるのは字の如く、不規則な形をした骨で多様な働きを持っています。
人体の不規則形骨
背骨の一つ一つの骨である椎骨、坐骨や恥骨、頭蓋骨を構成する蝶形骨なども不規則形骨です。
背骨とは俗称で解剖学的には背骨全体は脊柱(せきちゅう)といい、一つ一つの骨は椎骨、脊椎骨と呼ばれます。
一般的にいえば背骨の数は全部で24個(腰椎5・胸椎12、頸椎7)です。
しかし脊柱の骨の数はというと、脊柱には仙骨と尾てい骨が含まれますので、背骨の骨24個と仙骨と尾骨(尾てい骨)の9個の骨を合わせた33個の骨のことを言います。
なぜ仙骨と尾てい骨は9個なのかというと、仙骨と尾てい骨はあたかも一つの骨に見えますが、仙骨は5つの骨(脊椎骨)が融合し、尾てい骨は4つの脊椎骨が融合してできているからです。
左右の寛骨と仙骨が構成するのが骨盤ですが、寛骨とは恥骨・坐骨・腸骨の総称です。
これら3つの骨は幼少期は別々の軟骨結合している骨ですが、成長とともに徐々に融合して一つの寛骨となります。
人体の不規則形骨
コメント