肘を曲げる動きは肘関節の屈曲で、主に上肢の前方の筋肉が肘を曲げる働きをします。
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単純な動きしかできない肘関節
上腕骨と尺骨が肘関節を構成します。肘関節は蝶番関節に分類され、曲げる・伸ばすといった単純な動きしかできませんが、大きな可動域を持っている関節です。
前腕をねじるような動き(回外と回内)は肘関節の動きではなく、橈尺関節によるものです。
肘を曲げる動き(肘関節の屈曲)
肘が伸びている状態(伸展位)から肘を曲げる動きが肘関節の屈曲です。
肘を曲げる限界
一般的に肘関節は0°の伸展位から140~150°まで屈曲が可能です。
肘が20°以上曲がると骨格による安定性は低下して、肘関節は内側と外側に不安定になります。
肘を曲げる筋肉
肘を曲げる筋肉は上腕骨や肩甲骨に付着して、尺骨や橈骨に付着します。
位置的に見ると上肢の前方にある上腕筋、上腕二頭筋などの筋肉が肘関節の屈曲に関与し、前腕の橈側にある腕橈骨筋も肘の屈曲に関与します。
肘を曲げる筋肉
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