上腕が体幹に向かって近づいていくのが肩関節の内転の動きです。
肩関節は多方向に動き大きな可動域を持つ関節で肩甲帯(肩甲骨)の動きと対になって動くので、肩関節の動きを理解するには肩甲帯の動きも把握しなければなりませんが、単に肩関節の動きを上腕骨の動きとして理解するのも混乱を避けるためにいいかもしれません。
肩関節の主な動き
目次
肩関節の内転の動き
肩関節の内転とは上腕が体幹の方へ近づいていく動きで、肩関節の内転に伴い、肩甲帯(肩甲骨)は下方回旋します。
肩関節の内転の限界
一般的に肩関節は体幹の前面で75°の内転が可能です。
肩関節の内転と対になる肩甲帯の下方回旋
肩関節が内転に伴い、肩甲帯(肩甲骨)は下方回旋の動きをします。
肩関節と対になる肩甲帯の動き
肩関節の内転:肩甲帯の下方回旋
肩関節を内転させる筋肉
烏口腕筋、肩甲下筋、大円筋、広背筋、大胸筋(下部)などが肩関節を内転させる大きな筋肉です。
肩甲帯を動かす筋肉も肩関節の屈曲に関与しますが、ここでは混乱を避けるために肩甲帯を動かす筋肉と肩関節を動かす筋肉を分けて解説しています。
肩関節を内転させる筋肉
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