肩関節の伸展の動きとは上腕骨が後方に向かう動きです。(前に動くには肩関節の屈曲です)
肩関節は多方向に動ける大きな可動域を持っている関節ですが、肩関節の動きは肩甲帯の動きと対になっています。
肩関節の動きを理解するには肩甲帯の動きも把握しなければなりませんが、単に肩関節の動きを上腕骨の動きとして理解するのも混乱を避けるためにいいかもしれません。
目次
肩関節の伸展の動き
上腕骨が後方に向かうのが肩関節の伸展で、肩甲帯(肩甲骨)は下制か下方回旋をします。
肩関節の主な動き
肩関節の伸展の限界
肩関節は一般的に40~60°の伸展が可能です。
肩関節の伸展と対になる肩甲帯の動き
肩関節が伸展するとき、肩甲帯(肩甲骨)は下制か下方回旋をします。
肩関節と対になる肩甲帯の動き
肩関節の伸展/肩甲帯の下制・下方回旋
肩関節を伸展させる筋肉
肩関節を伸展させる大きな筋肉には三角筋(後部)・小円筋・肩甲下筋・大円筋・広背筋・大胸筋(下部)などがあります。
同じ筋肉でも前部や後部により肩関節の動きに関与する働きが違うのも肩関節の特徴です。
肩甲帯を動かす筋肉も肩関節の屈曲に関与しますが、ここでは混乱を避けるために肩甲帯を動かす筋肉と肩関節を動かす筋肉を分けて解説しています。
肩関節を伸展させる筋肉
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