鎖骨と肩甲骨の関節が肩鎖関節(けんさかんせつ)です。
鎖骨は肩甲骨と肩甲帯を構成し、この2つの骨は別々に動くのではなく、一つのユニットとして動きます。
肩甲帯、肩甲骨の動きは肩鎖関節、胸鎖関節の動きを学ぶと理解しやすいでしょう。
肩甲骨は上腕骨と肩関節を構成しますが、肩関節は単に鎖骨を通して胸鎖関節の位置で胸骨に接しているにすぎません。
胸鎖関節では動きが大きく、肩鎖関節では動きが小さいのが特徴で、このために肩甲骨は胸郭の上を動くことができます。
目次
肩鎖関節
肩鎖関節はその構造上、不安定な関節で損傷を受けやすい部位でもあります。
肩鎖関節の動き
肩鎖関節は肩関節や肩甲帯の動きに伴い20~30°滑りながら回旋します。
肩鎖関節を支える靭帯
肩鎖関節は烏口鎖骨靭帯(菱形靭帯・円錐靭帯)、上肩鎖靭帯、下肩鎖靭帯により安定性が与えられていますが、この部分は不安定でしばしば損傷を受けやすい部位です。
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