鎖骨と胸骨の接する部分が胸鎖関節(きょうさかんせつ)です。
鎖骨は肩甲骨と肩甲帯を構成し、この2つの骨は別々に動くのではなく、一つのユニットとして動きます。
肩甲骨は上腕骨と肩関節を構成しますが、肩関節は単に鎖骨を通して胸鎖関節の位置で胸骨に接しているにすぎません。
胸鎖関節では動きが大きく、肩鎖関節では動きが小さいのが特徴で、このために肩甲骨は胸郭の上を動くことができます。
目次
胸鎖関節
胸鎖関節の動き
胸鎖関節は滑走関節に分類され、肩甲帯の外転と内転時、それぞれ15°前と後ろに動きます。
また肩甲帯の挙上により45°上方に動き、下制により5°下方に動きます。
胸鎖関節を支える靭帯
胸鎖関節は前方では前胸鎖靭帯、後方では後胸鎖靭帯により支持されています。
また肋鎖靭帯、鎖骨間靭帯により上方転位に対し安定性が与えられています。
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