仙腸関節は骨盤の仙骨と左右の寛骨が作る関節で、若干の動きがあります。
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仙腸関節
背骨の土台部分の仙骨とその左右の寛骨が作る関節が仙腸関節です。
仙腸関節はほとんど動かない関節、半関節に分類されますが、若干の捻じれるような動きがある関節です。
仙腸関節を作る仙骨
仙腸関節を作る仙骨は西洋でも東洋でも文化的に重要視されてきた骨です。
背骨の土台部分なので、重心や体軸にも関係があります。
仙腸関節を作る寛骨
これら3つの骨はもともとは軟骨結合している別々の骨ですが、成長し融合して一つの寛骨となります。
寛骨の腸骨部分が仙骨と仙腸関節を構成しています。
仙腸関節を開けてみると…
仙骨の側面位には耳状面という溝があり、寛骨の出っ張りがそれにハマり仙腸関節を作っています。
仙腸関節は強力な靭帯によって保持されていますが、3~5mmのわずかな動きのある部分です。
このようにわずかな遊びの部分があるからこそ、人体は柔軟に動きるのですが、仙腸関節は身体の中心部分なのでここがわずかにでも歪む(左右の違いなど)と遠位では大きな歪みとなって現れます。
中心部分が1㎜でも歪むと、遠位の方は1㎝違いが出るように、仙腸関節のわずかな歪みが足の長さの違いや骨盤の歪み、更にはそれによって生ずる症状などを引き起こします。
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