前腕の骨は2本あり、小指側が尺骨で親指側が橈骨です。
前腕の骨である尺骨は上腕骨と肘関節、橈骨と橈尺関節を形成します。
目次
尺骨
尺骨は前腕の小指側の骨で長骨に分類されます。
覚えておくと便利な尺骨の長さ
尺骨の名前の由来は、一尺二尺の長さの単位からきています。
日本では一尺は約30.3センチと定義され、十寸が一尺です。
前腕の小指側の尺骨が一尺、約30㎝だとすれば、何かとモノを測るときに便利ですね。
尺骨が作る関節
尺骨は上腕骨と肘関節、橈骨と橈尺関節を形成しています。
尺骨と上腕骨の関節
尺骨と上腕骨が形成する肘関節は蝶番関節に分類され、曲げる伸ばすといった単純な動きしかできませんが大きな可動域を持っている関節です。
尺骨と橈骨の関節
橈尺関節は肘下の尺骨と橈骨が接する部分(近位)と手首側で接する(遠位)2つの部分です。
近位の橈尺関節では、橈骨頭が尺骨上で回転し、遠位では橈骨頭が尺骨の周囲を回ります。
前腕を内側に回す動きは回内、前腕を外側に回す動きは回外と呼ばれます。
尺骨に付着する筋肉
大きな筋肉では、尺骨には肘を動かす筋肉と手首と指を動かす筋肉が付着します。
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