手の付け根の骨は8個あり、手根骨と呼ばれます。
手根骨は短骨に分類され、橈骨と手関節(手首)、手根骨同士と中手骨とで関節を形成します。
目次
手根骨
手根骨は8個あり、それぞれに固有の名称がついています。
8つの手根骨
- 有鈎骨(ゆうこうこつ)
- 有頭骨(ゆうとうこつ)
- 豆状骨(とうじょうこつ)
- 三角骨(さんかくこつ)
- 月状骨(げつじょうこつ)
- 大菱形骨(だいりょうけいこつ)
- 小菱形骨(しょうりょうけいこつ)
- 舟状骨(しゅうじょうこつ)
足にも手と同じように足根骨があり、足の足根骨は5個あります。
手根骨が作る関節
手根骨は橈骨と手関節、手根骨同士の関節、中手骨と手根中手関節を形成します。
手根骨と橈骨の関節
3つの手根骨(舟状骨・月状骨・三角骨)が橈骨と接し、手関節を形成します。
手関節は顆状関節に分類され、屈曲と伸展、外転と内転(橈屈と尺屈)が可能です。
前腕をねじる動き(前腕の回外と回内)は手関節の動きと混同されやすいですが橈尺関節によるものです。
手根骨同士の関節
手根骨同士は互いに接しあい滑走関節を形成します。
手根骨と中手骨の関節
手根骨に付着する筋肉
手根骨には数多くの小さい内在筋や靭帯が付着しますが、大きな筋肉としては尺側手根屈筋などが付着します。
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