手の指を反らす動き、手の指が曲がった状態(屈曲位)から伸ばす動きは指の伸展と言い、母指と四指では別々の筋肉が指を伸展させます。
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手の指を反らす動き
手の指が手の甲側に向かう動きが手の指の伸展で、手の指では屈曲と伸展だけが可能ですが、中手指節関節だけは内在筋の働きにより外転と内転が可能です。
手の指の動き
手の指を反らす動きの限界
母指と四指では屈曲の可動域に差がありますが、伸展の可動域はほとんど変わりません。
母指は指骨が他の四指に比べて一本少なく、基節骨・末節骨と続きます。他の四指の指骨は基節骨・中節骨・末節骨です。
母指の手根骨と中手骨の関節(手根中手関節)は鞍関節に分類され、0~20°の伸展が可能です。
中手骨と基節骨の関節(中手指節関節・MP関節)は球関節に分類され、0~40°の伸展が可能です。
指を反らす筋肉
母指と四指では別々の筋肉が指を伸展させます。
指の伸展には数多くの内在筋が関与しますが、大きな筋肉では(総)指伸筋・示指伸筋・小指伸筋・長母指伸筋・短母指伸筋などが指を反らす筋肉です。
母指を反らす筋肉
他の四指を反らす筋肉
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