足の骨格は、前足部・中足部・後足部に分けられますが、前足部は中足骨と3つの趾骨(基節骨・中節骨・末節骨)から形成されます。
目次
前足部
5つの足根骨が作る中足部から先が前足部です。
前足部は片足五本の中足骨と、14本の趾骨で形成されています。
前足部の中足骨
前足部の中足骨は長骨に分類され足根骨と接し、足根中足関節を形成します。
前足部の3つの趾骨
母趾は他の四指に比べて骨が一本少なく、基節骨・末節骨の構造で、他の四指は基節骨・中節骨・末節骨の構造になっています、これは手の骨格も同様です。
前足部を構成する趾骨は全て短骨に分類されます。
前足部の動き
前足部の中足骨と足根骨の関節、足根中足関節ではほとんど動きはありませんが、顆状関節に分類される中足骨と基節骨の関節(中足趾節関節)では、母趾は45°の屈曲と70°の伸展、他の四指では40°ずつの屈曲と伸展が可能です。
母趾の基節骨と末節骨の関節では0°の伸展位から90°の屈曲が可能で、他の四指の基節骨と中節骨の関節では0°の伸展位から35°の屈曲、中節骨と末節骨の関節では60°の屈曲と30°の伸展が可能です。
指の動きの可動域は個人差が出やすいところですが、中足趾節関節(MP関節)ではわずかな内転と外転が可能です。
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