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前腕の回外(かいがい)の動きと筋肉

回外筋の働き

前腕の橈骨尺骨との関節が橈尺関節ですが、前腕を回す動きは橈尺関節で起こります。

前腕を外側に回す動きは回外(かいがい)と呼び、主に回外筋や上腕二頭筋によってコントロールされています。

目次

前腕の回外の動きは橈尺関節による

尺骨と上腕骨の肘関節

尺骨と上腕骨の肘関節

橈尺関節

橈骨と尺骨の橈尺関節

上肢のほとんどの動きには肘関節橈尺関節が関わっています。

この2つの関節はとても近くにあり、ほぼ同時に働くので、理解が難しいところでもあります。

肘関節は蝶番関節で動きは大きいですが、屈曲と伸展の動きしかできず、前腕をねじるような動きは車軸関節である橈尺関節により可能になります。

また橈尺関節の動きは手関節の動きとも混同されやすいのですが、肘関節橈尺関節手関節はそれぞれ独立した関節で、動きも独立したものであると理解しておいてください。

前腕の回外の動き

橈尺関節の回外

橈尺関節の回外の動き

橈骨がその軸を中心にして外側に向かう動きが橈尺関節の回外の動きです。

回外は下に向いている手のひらを上に向ける動きです。

回外の可動域

橈尺関節は安静状態から80~90°の回外が可能です。

前腕を回外させる筋肉

前腕の回外の動きは、主に上腕二頭筋と回外筋の働きですが、腕橈骨筋によっても補助されています。

前腕を回外させる筋肉


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