前腕を内側や外側に回すような動きは、橈骨と尺骨の橈尺関節で起こります。
前腕を内側に回す動きは回内(かんない)と呼び、主に前腕の前方に位置する回内筋群(円回内筋・方形回内筋・腕橈骨筋)によってコントロールされています。
目次
前腕の回内の動きは橈尺関節による
この2つの関節はとても近くにあり、ほぼ同時に働くので、一つの関節の単独の動きを見極めるのは困難です。
肘関節は蝶番関節で動きは大きいですが、屈曲と伸展の動きしかできず、前腕をねじるような動きは車軸関節である橈尺関節により可能になります。
また橈尺関節の動きは手関節の動きとも混同されやすいのですが、肘関節、橈尺関節、手関節はそれぞれ独立した関節で、動きも独立したものであると理解しておいてください。
前腕の回内の動き
橈骨がその軸を中心に尺骨側、内側にクロスする動きが橈尺関節の回内です。
回内は上に向いている手のひらを下に向ける動きです。
回内の可動域
一般的に橈尺関節は70~90°回内が可能です。
前腕を回内させる筋肉
前腕を回内させる筋肉、前腕の前方にある回内筋群は円回内筋、方形回内筋、腕橈骨筋によって構成されています。
前腕を回内させる筋肉
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